AED講習会報告

今年のAED講習会は生憎の雨の中、中央会館で20名を超える参加者が集まり、所沢消防署山口分署の消防隊員の指導の元、6月22日午後1時半から始まりました。


<AED講習会の参加者>

先ずは、緊急時の救急車の呼び方や、見知らぬ土地での呼び方等基本的な話から説明がありました。慌てると意外と電話ボタンの押し間違い(119を110と押してしまう等)が多いとの事です。警察では通報内容から消防署に自動的に繋いでくれますが、そのロス時間が勿体ないので、皆さんは落ち着いて掛けて欲しいとのことです。

本題のAED機器の取り扱いに関しては、上半身ダミーを使用して心臓マッサージからAEDへの移行順序(音声ガイドに従ってAED操作:①フタを開けると自動電源ON、②電極パッドを胸に貼る、AEDの判断・指示により、③ボタンを押して電気ショック)を教わりました。

<上半身ダミーを使用したAED講習>

以前にもお話ししましたが、心臓マッサージからAED処置への過程で患者の方が(胸部骨折や心肺停止など)最悪の状況、状態になっても施術者は罪に問われない様に法的に守られていますので、そのような状況に立ち会ったなら積極的に人命救助に当たってください。今回は参加者から多くの質問が出て予定時間を大部オーバーしてしまいましたが、真剣さが伝わり実施して良かったと思いました。AED講習会は今後も機会をみて実施していく予定です。何度も参加する必要はないと思いますが、一度は参加して体験して下さい。後悔しないはずです。

防災担当理事 吉澤 則義