退任された役員のみなさんからのご挨拶

<北山公園のハナショウブ  撮影2020年5月>

松山正文(会長)

 本年5月をもって任期満了での退任となりました。
 退職直後に当時の自治会長さんから理事就任のお誘いを受け、自治会とはほとんど縁のなかった生活でしたが、お引き受けして、あっという間の6年間でした。その間、諸先輩方のご指導を受けながら、会計、総務、会長を経験させて頂き、多くの仲間もでき、自分としてはやりがいのある楽しい6年間であったと感じております。

 会員の方々からも貴重なご意見を頂き、はっとさせられることも多く、役員さんとも相談しながら自治会運営に努めてまいりました。自治会役員と会員の間の距離をなくすべく可能な限りオープンな運営に努めてきたつもりではありますが説明不足などもあり、まだ力不足であったと反省しております。

 これからは、一会員の立場で我がまち松が丘を安全で楽しく過ごせるまちにするべく微力ですが協力できればと思います。6年間お世話になりました。
 

森田 茂(行事担当)

 この5月10日の総会(書面表決)を以って6年間の自治会理事の任務を無事終えることができました。

 在任中は行事担当の役を引き受け、自治会行事の「夏祭り」や「新春餅つき大会」の企画・運営に携わって来ました。これら行事を実施する上で、心掛けてきたことは、出来るだけ多くの会員の方々に準備の段階から参加してもらい、会員相互の交流の場を提供しよう、と言う事でした。「夏祭り」のヤグラ組み立てや夜店の準備、「新春餅つき大会」の餅つきや祝い品の配布、それらを共に行う中で、お互いに顔見知りとなり、会話が生まれる、そんな場の提供です。その様な場の積み重ねが、地域の一体感を高め、松が丘の防災や防犯に役立っていくのではないか、そんな思いで取り組んできました。

 それともう一つ、6年間の自治会活動で見えてきたのが、所沢市の地域政策。松が丘自治会は市の行政区分では吾妻地区に所属し、その吾妻地区は11の自治会・町内会で形成されています。そして地区内には防災・防犯・消防・環境美化、更に学校関連の組織と幾重にも重なるネットワークがあります。これら組織の実態はその中に足を踏み込まないと、中々見えてこないものです。自治会役員の経験は、それら地域のネットワークを理解する上での貴重な機会を与えてくれました。

  会社組織から、地域社会へ、人生の舞台転換に必要なオンザジョップトレーニングの6年間でした。
 

高島誉章(会計担当)

 理事生活の前半は防災担当、後半は会計担当でした。
 防災担当としては、自治会が住民に対して何をどこまでできるのか、 結論としては1千世帯を超える地域に対しては無力で住民一人一人が防災の備えをしなければならず、自治会を当てにしても人材も物資も限られたものしかなく、住民に対して必要な情報提供等を行っていくことが大切な役割だと感じました。

 後半の会計担当の主要な仕事は、自治会収入の大半を占める会費の納入管理でした。これは結構大変でした。口座振替の方は入金消込も兼ねた資料が銀行から送られて完結しますが、振込の方は通帳記載記録と会員名簿を突き合わせて消込む作業が必要になります。その際、番地の入力が頭に無い方、名前の次に番地を入力され通帳の印字外になっている方については会員名簿と名前を照合していきますが、名簿に無い名前で振込まれている方(奥様の名前等)の場合には消込に手間がかかり苦労しました。

 最後に、理事をやって良かったことは「一会員の時には見えなかった松が丘地区を住みやすいまちにするために多方面で裏方(理事等)を担っている方々がいるという認識を持てたこと」 反対に負担に感じたことは「かなり時間を取られるということ」でした。

 今後に向けて、理事になってくれる方が少なくなり退任者の補充にも相当なエネルギーを要してきていることから、縁故理事勧誘から理事当番制の拡充(現状ブロック理事のみ)あるいは理事会活動縮小による理事少人数化等何か変化が求められる気もしています。
 

藤宮 都(会館担当)

 私は、総務の会館担当として二年間携わりました。仕事内容は中央会館と西集会所の毎月の管理でした。小さい子供がいて、出来るかな?と心配な事ばかりで始まりました。何もわからないままブロック理事として自治会仕事に参加させて頂く事になりましたが、周りの皆様には失敗しても、会長、理事の皆様はじめ会員の皆様にフォロー頂き助けられました。

 沢山の良い方に恵まれましたが、子育てに少し力を入れたく、この度退任させて頂く事になりました。

 また近々、松が丘自治会の今後の発展に携われればと思っています。ありがとうございました。
 

木下常夫(行事担当)

 2年間行事担当理事として、自治会の役員の方々、会員の多くの皆様といろいろな活動に関わることができました。私にとって貴重な体験をさせていただきありがとうございました。

 特に心に残っているのは、「夏祭り」と「新春餅つき大会」です。準備のために、何度も話し合いを持ち、より良い方法をみんなで考え、活動できたことが良い思い出です。

 この場をお借りして、お世話になった皆様にお礼申し上げます。なお、これからの松が丘自治会のますますの発展をお祈り申し上げます。

渡辺ひとみ(監事)

 2017年、監事への推薦を受け3年間務めてまいりました。この度、2期目の途中ではありましたが、両親の高齢化に伴う諸事情で退任させていただきました。

 この3年間、業務監査を中心に特に自治会の運営や流れ、理事会の在り方などについて、適切ではない点や改善したほうが良いと思われる点について指摘させて頂いてきましたが、ただの専業主婦の私にとってこのような責任ある役目は、以前の理事としての経験無くしては務まらなかったと思います。

 私は2007年から6年間、編集理事として広報松が丘の編集長と書記を務めてきました。その間ほとんどの行事をカメラを持って見て周り、書記として毎回理事会(当時は役員会)を録音し、それを繰り返し聴きながら議事録を書いてきた事で、自然と自治会全体がよく見えるようになりました。そしてその中で抱いてきたいろいろな思いが今回の監査の視点に繋がったと思っています。
ですが、時に生意気な物言いをしたと自覚しております。この場を借りてお詫びいたします。

 新型コロナの影響でいつの間にか任期が終わっていました。今年度は自治会運営も未経験の事態ばかりで、新会長はじめ理事の皆様はご苦労されることとは思いますが、全会員の安全第一の自治会運営をよろしくお願いいたします。

 これからは、一会員としてひっそりと静かに過ごしたいと思います。 3年間お世話になりました。

<北山公園の睡蓮  撮影2020年5月>